今季ブランドコラボも含めてNANGAがアツい!
まずは NANGAの歴史から紐解いてみる。
NANGA
NANGA(ナンガ)は、日本のアウトドアウェアブランドで、主に寒冷地向けのダウンジャケットや寝袋などのアウトドア用品を提供。
NANGAの創業は1950年。
NANGAは特に高品質なダウン製品で知られており、寒冷な環境でのアウトドア活動に適しています。製品は耐寒性、軽量性、そして機能性を重視。
NANGAの製品には、ダウンジャケット、寝袋、タープ、テントなどが含まれています。これらの製品は登山、ハイキング、キャンプなどのアウトドアアクティビティに特に強い。NANGAは、最新の技術と素材を採用し、製品の性能向上に努めていて特に、寒冷地での使用に適した高品質なダウンの選定や、防水・透湿性能などが重要な要素となっている。
NANGAは、アウトドア愛好者や冒険家から信頼を得ているブランドであり、日本国内外で展開されています。寒冷な気候や厳しい環境での使用に優れた耐久性と機能性を提供することが期待されている。
そのNANGAの機能性にファッションブランドが目をつけ、昨今コラボという形で機能とデザインが合わさった商品が多く見られる。
近年THE NORTH FACEやARC’TERYXなどのアウトドア要素の強い(ファッショナブルで機能性も兼ね備えた)ブランドが優勢な中、NANGAの機能性とファッションブランドのコラボでの対抗が非常におもしろい。
そんな中からNANGAのおすすめアウターを3つ紹介。
まずはこちらF/CE. とのコラボ
F/CE. × NANGA STAND LONG DOWN COAT
シンプルで洗練されていているカジュアルなデザインながら襟高であり、ウエストベルトがエレガントな雰囲気を出しています。
ウエストベルトのデザインもコートのようなものではなくナイロン製のベルトのようなデザインでカジュアルとの絶妙なバランスが取られています。
サイドにはボタンにてベントが入っていてロング丈アウターの使いづらさ、動きづらさにも対処されています。
そして機能性はNANGAの真骨頂、布団や寝袋、ダウンジャケットから回収された、リサイクルダウンを使用し、環境にも配慮された製品になっています。
またリサイクルダウンも700フィルパワーと、十分なスペックを誇ります。700フィルパワーは北海道などの雪国でもリアルに通用するレベルの暖かさです。
ファブリックはF/CE.がダウン向けに開発したハイスペックオリジナルファブリック【FLIGHT/エフライト】。高い透湿防水性を実現した機能素材。
軽量でメカニカルストレッチ素材のため、ソフトで滑らかな風合いを保ち、衣類のよりよい着心地を追求することが可能な稀有なファブリックとなっています。
防水、防寒性にも長けていてデザイン性も兼ね備えている今季オススメの本格デザインアウターとなっています。
お次はこちら
NO COLLAR SOFT DOWN COAT
ノーカラーで重ね着に特化したこのダウンコート。
襟元が半纏(はんてん)をモチーフにしたデザインになっており、少し和を感じさせる雰囲気をコートに落とし込んだデザインでロング丈なのが特徴。
ショート丈で半纏の雰囲気を全開に押し出したものは数多くあるが、そこと一線を画すような半纏の要素だけを取り込んだデザインに秀逸さを感じる。
また外に張り出したポケットのデザインもシルエットを面白く表現していてシンプル過ぎないインパクトがあって面白い商品になっている。
春、秋に使用できるようなライトアウターの保温性でありながら、重ね着次第ではコートと同等の保温力で真冬の真っ只中でも存分に使用できるものとなっている。
素材は凹凸感のあるワッシャー加工を施した撥水ナイロンで軽快な印象。ワッシャー加工で、通常のナイロンと比べてナチュラルで柔らかな風合いになっている。
スナップボタンで開閉可能なサイドベンツは座った際の引っ掛かりなども軽減。シルエットにも変化を与え、幅広い着こなしができます。
昨今様々な重ね着で本来の作り手の意思以上に幅広く活用できるアウターに面白さや可能性を感じるアウターになっています。
最後はこちら
NANGA別注 DOWN CARDIGAN
The DUFFER of St. GEORGE ONLINE STOREより引用
昨今この手のダウンは多数あるがカジュアルやスポーティを得意とするThe DUFFER of St.GEORGEとのコラボは一味違う。
素材の質感やダウンのボリューム感含め絶妙と言って過言ではないのがこのアウターカジュアルにもスポーティにも合わせやすいこのファブリックはかなり筆者の好みであり、最近のマット感ある質感が多い中この商品は是非取り入れたいところ。
15デニールのリップストップナイロン(マイクロリップ)生地を使用していて、合成繊維のなかでも比較的軽く、引っ張り、摩擦強度が高い繊維。
滑らかでシワになりにくく、汚れが落ちやすいので手入れが楽な上、吸湿性も低い為、短時間で乾き撥水性もあり。
またボタンではなくジップなところも保温性が考えられている。
またリサクルダウンが使用されていてSDGsの観点からも時代にあっている。
先程のコートと同様インナー的要素だけでなく、アウターとしても活躍できる要素を含んでいて、コートの中や外に重ね着しても面白い商品。
このくらいのライトなダウンが使える幅を大きく広げている。
今回はNANGAに特化した特集になっているが、昨今様々なダウンの形や着こなしが形成され従来の保温性だけのためのダウンとは異なり、使い手の着こなしで表情を変える商品に面白さと可能性を感じている。
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